『Maison de Biscuit – notes of winter table』を終えて

Maison de Biscuit – notes of winter table

偶然にも、雪の週末。
スパイスクッキーの家がよく似合う景色になりました。

金曜日の夜に雪が降り始め、支度中だった室内から外を眺めながら心配な気持ちを半分抱きつつ、雪が積もったらもっと素敵な雰囲気になる!と密かに少しわくわくしていました。当日は無事皆さまをお迎えすることができ、冬の景色ともに、笑いと美味しいため息に包まれた2日間となりました。

Maison de Biscuit – notes of winter table

料理家Hikaruさんとテーブルを囲んで、スパイスクッキーのパーツを組み立てていきます。まずは展開図を広げて、パーツの組み合わせが決まったら、和三盆を溶いたお砂糖で角をつなげていきます。ゆっくり焦らず。まずは土台をつくって一度乾かします。

お砂糖が乾くのを待つ間のブレイクタイムは、スコットランドで誕生したHOT TODDYをお供に。ブランデーやラムをベースに(もとはウイスキー)柑橘やスパイス、はちみつなどを入れた冬によく飲まれる飲み物なのですが、今回はりんごジュースとスパイスで作ったノンアルコールのHOT TODDYでひと休みです。この時間に、Hikaruさんと羽深さんのお知り合いで、デンマーク人の詩人Kasper Lau Hansenさんの詩をご紹介しました。今回の会を企画をしていく中で、おふたりからご提案をいただき何編か読ませていただいたのですが、会の様子を想像しながら、ご参加くださるみなさまに向けてメッセージになるような、優しい言葉が詰まった一編を選びました。(この記録の最後に詩を載せてあります)

ブレイクタイムを終えて、次は屋根。これがなかなか難しい。。案の定、いろいろなハプニングが起こりました。屋根が土台の中にすっぽり入ってしまったり、建てたはずの土台がまた崩れてしまったり、、、それもまた、愉しみのひとつです。笑

Maison de Biscuit – notes of winter table

Maison de Biscuit – notes of winter table

屋根の完成が近づく頃、部屋中に広がるいい香り。
じゃがいものグラタンとアーユルベーダのスープ、カレンズとライ麦のパン。

オーブンから出した熱々のグラタンと、ギーをベースに野菜やポルチーニ、鶏肉をじっくり煮込んで濾した旨味がぎゅっと詰まったスープ、香ばしいパンの香りで心が満たされます。ひとくち口にした皆さんの顔が自然とほころび、ため息の連続でした。身体と心にしみるHikaruさんのお料理は、一度食べたら忘れられないのです。

Maison de Biscuit – notes of winter table

お食事をいただいた後はナイフで乾いたお砂糖を削って形を整えて完成です!
壁につけてあった飾り棚にそれぞれの家を載せて記念撮影も。

Maison de Biscuit – notes of winter table

↓1日目の家

↓2日目の家

Maison de Biscuit – notes of winter table

最後は、紅茶とノエルのお菓子を。デーツの甘みだけというお砂糖が入っていないチョコレートの中には様々なフルーツが入っていて、ひとくちで食べてしまうのがもったいない。。。少しずつ味わっていただきました。

Maison de Biscuit – notes of winter table

出来上がったお家を包んでお持ち帰りいただけるようにご用意した大判のハンカチには、今回ご紹介したKasperさんの詩の最後の一節をシルクスクリーンで印刷しました。ここで過ごしたあたたかな雰囲気と美味しい記憶を思い出していただけたら。

会の後、ご参加いただいた皆さまから心のこもったコメントや感想をいただきました。その言葉を何度も読み返し、Hikaruさん、羽深さんと、この会でご一緒する皆さまにお伝えしたかったことや感じていただけたらいいなぁと話していたことを汲み取っていただけていたのだと実感することができました。同じ時間を共有できたこと、新しいご縁をいただいたことに感謝です。

最後に、今回制作したものを少しご紹介させてください。ハンカチを留めた真鍮の金具は、昨年の企画展でご一緒させていただいたサトウカヨさんのワークショップを思い出し、手作りしてみました。不恰好ではありますが、それも味としてお納めいただきました。また、シルクスクリーンは松本にありますmagtasさんにお邪魔して制作しました。丁寧に教えてくださるので、初めての方でも安心です。楽しいので機会があればぜひ訪ねてみてください。

Maison de Biscuit – notes of winter table

Maison de Biscuit – notes of winter table

写真は、tokiori2階に事務所がある、ズズサウルスの木下さんに撮っていただきました。
いつもありがとうございます!

======詩の全文です======

As within, so outside

Silence.
Sing your song.
Blow your sunny trumpet.
Replenish me until I’m empty.

Call us,
from mountain high.
Thy mighty pinnacles,
where sacred rivers are springing from.

Silence.
Always fresh.
Embracing the heavens.
Thy shelter is our eternal joy.

Free us.
Play a solo.
May we transcend in thee.
Dusk in Sahara. Night in Tibet.

Silence
up in The Alps,
and on the red tulip fields.
Sunrise in Holland. Morning dew.

Bless us.
All tender beings.
As within, so outside.
Shower us softly until we bloom.

Kasper Lau Hansen
==================

少々長くなりました。。。
最後までお読みいただきありがとうございました!

『 B O R N 』を終えて

『 B O R N 』- 前沢泰史 SOLO EXHIBITION

『 B O R N 』 - 前沢泰史 SOLO EXHIBITION

型にはまらない自由で楽しげ、そして、どこかやさしく穏やかな佇まいの作品の数々。

この作品たちがどんな風に生まれてくるのか……前沢さんが普段使っている道具や過去に書いたスケッチ、インスピレーションを受けている本なども並べて、前沢さんの人となりと一緒に作品を見れたら面白いかも!と、長瀞にある自作のアトリエをイメージした空間を作りました。

普段の仕事とは切り離された、自分が「いい」と思うことに没頭する時間からうまれてきた作品たちは、流木の自然な形を生かしたちょっとユニークなものから、小さく繊細な人物像、祈る人、動物、どれも個性的で、見ているうちにその世界観に惹き込まれていくようなものばかり。企画展中にいろいろお話ししていると、作品への向き合い方だけでなく、生き方も人への接し方も柔軟で、ご自身のライフスタイルをとても楽しんでいらっしゃるように感じました。

そんな前沢さんのお人柄を受けてか、遠方からはるばるこの企画展を目指して来てくださる方や同僚の方、バックパッカー宿泊中に出会った旅の人たちがぞくぞくと訪ねていらっしゃり、驚きの連続でした。

「出来上がった作品を見てもらうのももちろん嬉しいけど、作っている時がいちばん楽しい!」という前沢さんの言葉通り、急遽開催したワークショップは大盛況。参加してくださったみなさんと、賑やかな時間を過ごしました。木彫の楽しさを味わっていただけて、ワークショップをやって本当に良かった!と前沢さんとの何度も話しました。

粗彫りしていただいた形からスタート。時々前沢さんの助けを借りながら彫り進めます。木が削られる音も心地よく、2〜3時間ほど作業(1時間くらいかな?と想定していたのですが、全然終わらない!)に没頭して素敵な作品がたくさん出来上がりました。参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

最後に、今回の企画展は、FLATFILEのモリヤさんにご縁をつないでいただき、アトリエの再現にも全面的にご協力いただきました。モリヤさんなしではこの空間は出来上がらなかったと思います。また、この企画展に協力・応援してくださった全てのみなさまに感謝いたします!

ここでのご縁がまた次のご縁に繋がりますように。

tokiori企画 十一 『Maison de Biscuit – notes of winter table』

Maison de Biscuit  - notes of winter table

料理家Hikaruさんと時候を愉しむ2日間です。
流れる冬の詩の調べに耳を傾けながら、
スパイスクッキーのパーツを組み合わせて、ちいさな家をつくります。
ブレイクタイムには温かい軽食プレートのご用意をして、
ちいさな家が仕上る頃、出来立てをテーブルに。
穏やかな冬の夕暮れ時、ご一緒しませんか?
………….

2021.12.18 sat. & 19 sun.
時間:14:00-17:00
定員:各日6名様
参加費:¥6,500(税込)
申込み:コンタクトフォームより 

参加ご希望日、人数、参加する方のお名前、代表者様のご連絡先、アレルギーの有無をご記入の上送信してください。SNSのメッセージやDMでのご予約は受け付けておりませんのでご了承くださいませ。メール先着順での受付となります。

※お申し込み後のキャンセルはできませんが、当日やむおえず参加できない状況になってしまった場合は、スパイスクッキーの家のパーツとおみやげを後日お渡しいたします。
………….

2回目となるHikaruさんとの企画。前回同様、ご一緒するみなさまに愉しんでいただけるよう、いろいろと計画を練っているところです。年末に向かう慌ただしさの中、少し心落ち着く時間を過ごしていただけたらと思います。

ご参加お待ちしております。

tokiori企画展 十 『 B O R N 』

tokiori企画 十『BORN』

tokiori企画 十

『 B O R N 』 - 前沢泰史 SOLO EXHIBITION

会期: 2021.11.18 thu. – 12.10 fri
期間中の、木、金、土、日のみオープン
時間:11:00〜18:00

・・・

流木の形から生まれたヘンな生き物、何かを思う人物像。
前沢さんの木彫は、本棚や出窓の片隅からやさしく、時にはユーモラスに語りかけてきます。

・・・

初めて前沢さんを知ったのは、数年前のFLATFILEでの個展でした。
彫刻は私にとって少々ハードルが高く、その個展も眺めるだけ、と思って伺いました。ところが、前沢さんの作品は親しみがわくものが多く、なんとその時初めて流木のオブジェを購入しました。「木彫を買うとは、、、」と自分でもびっくりしたことを覚えています。

この冬ご縁をいただき、tokioriでの個展が実現します。今回は、埼玉県長瀞に構えた自作のアトリエで作られた新作の数々を、tokioriに持ち込んだそのアトリエのイメージの中でご覧いただきます。環境や心境の変化を経て生み出される前沢さんの作品たち。型にとらわれない、自然で自由な木彫の数々をご覧いただけると思います。ぜひ、おでかけください。

前沢さんの在廊日は、初日と最終日、その他の在廊に関しては、tokioriまたは前沢さんのインスタグラムでお知らせいたします。

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※お買い求めいただいた作品のお渡しは会期終了後となります。
※入室の際は手指の消毒にご協力ください。体調を整えてお出かけくださいませ。
※駐車場のご用意がございません。ご不便をおかけしますが、近隣のコインパーキングをご利用ください。
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tokiori企画展 九 『白の気配』を終えて

昨年の12月から今年1月にかけて開催した『白の気配』。
ふたりの作家さんと同じテーマのもと、2ヶ月続きで開催するのは初めての試みでした。

「なぜそうしたんですか?」と度々聞かれたのですが、具体的な何かがあったというより、直感や感覚に従った結果そうなった、といった感じでしょうか。出会った時期も違うし、おふたりが知り合い同士だったわけでもなく、コラボ展のようにしたかったわけでもなく。

それぞれの作品を前にした時に、情報であふれる日常からしばらく離れられる空気感や、作品がつくり出す心地よい緊張感、目の前にあるものがすべてになる感覚があって。表現が難しいですが、作品にどんどん引きこまれていく感覚が似ていたことが一番大きな理由だと思います。さらに、些細なタイミングや嬉しい偶然が重なって、「あ、今!」みたいな感覚もありました。笑
そんな企画者の意図を汲んでくださったおふたりに、とても感謝しています。

そんなこんなの経緯がありつつ始まったのですが、「実は、ふたりとも好きな作家さんなんです!」と喜んでくださった方がいらっしゃったのは私自身も驚きでしたし、とても嬉しい瞬間でした。

第一幕
2020.12.8tue-12.27sun
ガラスクラフト作家 サトウカヨ

『白の気配』サトウカヨ ガラス

『白の気配』サトウカヨ ガラス

『白の気配』サトウカヨ ガラス

『白の気配』サトウカヨ ガラス

前半と後半で展示替えを行いました。前半は円柱を意識してガラス粒を塊に。後半は空間全体に散りばめて、ガラス粒が降り注ぐイメージです。何に見えたか、何を感じたかは、まさに十人十色だったと思います。そして、そのどれもがそれであり、言葉で例えられないのもそれはそれでいいのだと思います。目の前にある集合体が何かの加減で揺れたり光ったり、ガラスを通して世界が反転して見えたり。写真ではなかなか伝えられない、瞬間瞬間の世界がそこにありました。インスタレーションの醍醐味だと思います。昼と夜、光の強さで刻一刻と変化するその集合体は、個々は小さな存在であることを忘れてしまうほどに人の心を動かす大きな力を感じました。

『白の気配』サトウカヨ ガラス

『白の気配』サトウカヨ ガラス

技術的なことも少し学びました。
ガラスと金属の融合はとても難しく、ガラスの種類と金属の種類それぞれに相性があることや、温度の加減や収縮率などとても繊細なコントロールが必要なことを知りました。そのひとつひとつの技術と経験の積み重ねによってつくられる作品だからこそ、人を惹きつけたり興味をそそられたりするのだと思います。やはり作り手から直接話をお聞きするとさらに興味の幅が広がっていきます。

アクセサリーもたくさんの方のもとへ旅立ち、第二幕に身につけてきてくださる方もいらっしゃってとても嬉しいつながりを感じました。バーナーワークによって独自の方法で制作するカヨさんの作品は、ガラスなのにとても柔らかくあたたかな印象がありました。

『白の気配』サトウカヨ ガラス

真鍮のワイヤーでフックやクリップを作るワークショップも開催。自分で作れるなんて!しかも結構簡単!ということで、こちらもたくさんの方が参加してくださいました。

『白の気配』サトウカヨ ガラス

第二幕
2021.1.5tue-1.24sun
銅版画家 中村眞美子

『白の気配』中村眞美子 銅版画

『白の気配』中村眞美子 銅版画

長野に住んでいるなら一度は必ず目にしたことがある何気ない風景や枯れた枝や葉。眞美子さんの視点で切り取られた植物たちがつくり出す個性的な形状から、改めて日常の視点がいかにあいまいであるかを思い知らされました。銅版に刻まれた傷から脆く乾いた枝葉が表現され、絶妙な濃度で刻まれた影の部分は、少し離れると描かれていないはずの雪がはっきりと浮かび上がります。上に乗った雪を払えば、葉がピンと跳ね上がりそう。モノトーンの世界から、温度や音、枝葉の質感までもが伝わってきます。

『白の気配』中村眞美子 銅版画

『白の気配』中村眞美子 銅版画

『白の気配』中村眞美子 銅版画

『白の気配』中村眞美子 銅版画

『白の気配』中村眞美子 銅版画

また、実際に刷った元版と手動のプレス機をお借りできたことで、版画の世界がぐんと広がりました。なかなか実物をみる機会がない中、この企画展を通して理解を深める貴重な一部になりました。

『白の気配』中村眞美子 銅版画

手動のプレス機は、せっかくなのでと、型押しワークショップを。こちらもクリエイティブな作品がたくさんできあがりました。

銅版画ワークショップ

『白の気配』中村眞美子 銅版画

2ヶ月に渡り幾度と足を運んでくださった方も多く、じっくりと作品を味わっていただけたことをとても嬉しく思います。会期を終え、私自身もこれを書きながら、おふたりの魅力をさらに感じています。

作家さんと過ごす時間をはじめ、お越しいただいた方との会話の中ではっとする感想をお聞きすること、初めてtokioriの存在を知って興味を持ってくださる方がいらっしゃること、毎回企画展を通して気づきや貴重なご縁をいただいています。本当にありがとうございます。

次回はまた素敵な人、ものや事と出会った時に。
一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

tokiori企画展 九 『白の気配』

tokiori企画 九『白の気配』

tokiori企画展 九

『白の気配』

第一幕
2020.12.8tue-12.27sun
ガラスクラフト作家 サトウカヨ

第二幕
2021.1.5tue-1.24sun
銅版画家 中村眞美子

会期:上記期間中、火、水、土、日のみオープン
時間:11:00〜18:00
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『白の気配』を感じる、ふたりの作家の作品と出会いました。
今回はひとつのテーマのもとに会期を2回に分けて、おふたりの世界をtokioriからお届けします。

第一幕はサトウカヨさんによる、インスタレーション。2年ほど前に作品の写真を拝見して虜になりました。今年の夏に念願叶ってお会いすることができ、今回の企画展に至ります。長野市ではなかなか見る機会のなかったサトウカヨさんのインスタレーションです。会期半ばの12月19日から展示替えも予定していますので、異なるふたつの世界をたっぷりとお楽しみください。冬に見るガラスのインスタレーション。とても神秘的な世界が広がりそうです。

第二幕は中村眞美子さんの銅版画。2011年ごろから中村さんの個展を拝見してきて、いつかご一緒したいと思っていた作家さんのひとりです。ドライポイントで繊細に描かれた冬枯れの風景は、見れば見るほどその感触や温度、風の音までも聞こえて来るような存在感。どんどんその世界に引き込まれていきます。今回はそんな中村さんの作品を“見る”だけではなく、もっと“体感”できるような方法の展示を、と計画しています。

まったく異なる作品からイメージした『白の気配』。
季節とともに味わっていただくのはもちろん、おふたりが表現する研ぎ澄まされた自然の美しさに、しばし心を無にしてぼーっとしてみたり、自分の世界に浸ってみたり、想像を膨らませてあれこれイメージしてみたり、思い思いの時間をじっくり過ごしていただけたら幸いです。

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プロフィール
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ガラスクラフト作家/サトウカヨ
飯綱町在住。独学で学んだバーナーワークでオブジェやアクセサリーなどを製作し、県内外のクラフトフェア出展を中心に活動。自然の中にある美しいものをカタチにしている。
在廊日:2020年12/8(火)・12(土)・16(水)・20(日)・23(水)・27(日)(予定)
※在廊日時については作家SNS、HPでご確認ください www.satok.net
○ アクセサリーやオブジェも販売します。
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銅版画家/中村眞美子
版画家・山下孝子氏に師事。身近にある風景の美しさを、ドライポイントの技法により追求している。県内外で主に個展を中心に活動。
在廊日:2021年1/5(火)・9(土)・13(水)・17(日)・20(水)・24(日)
○ 作品はお買い求めいただけますが、お渡しは会期終了後となります。
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3周年。

tokioriは今年で3周年を迎えました。
デザイン事務所に併設するギャラリースペースとして、お仕事を通して知っていただいたり、企画展に足を運んでいただいたりと今年もお世話になりました。

感謝の気持ちを込めて、今年もふるまいかき氷を開催します。
下記の日時を予定していますので、ご都合つきましたらぜひお出かけください。
氷屋さんの氷と、自家製のシロップをご用意してお待ちしています!
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8月7日(金)13:00〜20:00
8月8日(土)10:00〜20:00 
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また、この2日間、三人の作家による風鈴を展示販売いたします。
木工作家 コバヤシユウジさん
ガラス作家 前田一郎さん
金属作家 角居康宏さん

長い梅雨の合間に、涼しげな音色のBGMとかき氷で夏のひとときをお楽しみいただけたらと思います。
それでは、みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!

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【お願い】
お越しになるみなさまに、tokioriでの時間を安心して楽しんでいただくためにお願いがあります。当日は、入り口にアルコール消毒をご用意しますので、入室前に必ず手指の消毒をお願いします。また、体調に不安のある方、風邪の症状がある方はご来場をお控えください。
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『森の灯り』白樺でキャンドルホルダーをつくろう

森の灯り

12月14日&15日、各日2回に渡って開催したワークショップは、全回満席となり賑やかな2日間になりました。
荒山林業の荒山雄大さん、あゆみさんと一緒に、できるだけ森の雰囲気をみなさんに味わっていただこうと、tokioriに落ち葉を敷き詰め、白樺も長い状態で運び込んでいただきました。山を愛するおふたりだからこその発想と想いがつまった空間が出来上がりました。

森の灯り

森の灯り

森の灯り

森の灯り

気に入った白樺を選んでノコギリで好きな長さに切り、穴を開け、バーニングペンで絵や模様を描いたりしながら、3時間という限られた時間を使って思い思いの作品作りに没頭しました。完成させる達成感や、木を切るという久しぶりの感覚、慣れない工具や道具と格闘…ユニークな作品がたくさん出来上がりました。

森の灯り

荒山林業では、なるべく自然に近い生態系を維持しながら森を育てています。今回tokioriにやってきた白樺も、寿命を全うし自然に還る前のもの。そのまま朽ちていっても森の栄養になるから決して無駄にはならないけれど、使える状態をすくい上げることで、私たちに楽しみを与えてくれた貴重な白樺です。

今回ご一緒させていただいて、おふたりの自然に対する姿勢や考え方、あるべき姿の追求と葛藤、さまざまな想いがある中で、たくさんの人に山のこと、森のこと、自然のことを伝えたい!という情熱を感じました。そんなふたりとだからこそ実現できたワークショップだったと思います。

荒山林業

山の中を歩くツアーの開催やさまざまな企画も計画しているようなので、ぜひ荒山さんの山を実際に歩いてみていただけたらと思います。山のスペシャリストの話を聴きながら歩くと、興味の幅も広がります。フェイスブックやインスタグラムなどでチェックしてみてください。

Facebook → https://www.facebook.com/arayamaringyo/
instagram → https://www.instagram.com/arayamaringyo/

最後に、今回の森のイメージに合わせてBGMには鳥の声を、そしてch.books CAFEのオリジナルブレンド『鳥のついばみブレンド』をご用意しました。「いい香り〜!」と、とても好評でした。tokioriからも近くのch.booksで購入できます。

ch.books CAFE

参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
キャンドルの灯りを楽しみながら、暖かくしてお過ごしください。

tokiori

ワークショップのお知らせ

tokioriワークショップ
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『森の灯り』 ー 白樺でキャンドルホルダーをつくろう
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開催日
2019年12月14日(土)& 15日(日)

時間(両日共に)
1回目 10:00〜13:00
2回目 15:00〜18:00

定員
各回6名様

参加費
おひとり¥2,500
(ティーライトキャンドル付き)

講師
荒山雄大さん、あゆみさん(荒山林業・大町)

プロフィール
長野県大町市にある約270haの持ち山で、夫婦で林業経営を行う自営林家。面積の約7割が天然生林を占め、自然のあるべき姿を維持する荒山林業地で、持続可能な森づくりと、人と自然の共存の可能性を追求している。

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大町で林業に携わる荒山雄大さんとあゆみさん。
おふたりと一緒に、荒山さんの山で伐採された白樺を使って、tokioriでキャンドルホルダーを作るワークショップを開催することになりました!

荒山さんのご好意で、山の雰囲気を存分に味わっていただくために、丸太の状態でtokioriにやってくる白樺。太さや長さ、切り方を自由に決めていただけます。大きいのをひとつ、とか、小さいのをふたつ、とか、白樺を眺めながら思い思いに想像を膨らませてみてください。バーニングペンで樹皮や切り口に絵をかいたり文字を入れたりすることもできます。

工具を使って実際に切ったり穴を開けたりしますので、当日は汚れても良い格好でお越しください。興味はあるけど、工具は苦手…という方には、こちらでサポートしますのでお気軽にご参加くださいね。

季節柄、年末年始のイベントやお食事会、パーティーテーブルや店舗の雰囲気づくりにもお役立ていただけそうです。もちろん普段使いやプレゼントにもいいかもしれません。

お申し込みはコンタクトフォームより、参加される方のお名前、希望日時、ご連絡先をご記入の上、送信してください。

あたたかいお飲み物とおやつをご用意して、
みなさまのご参加をお待ちしております!

『Fall in herb, Fall in spice』を終えて

10月26日(土)
『Fall in herb, Fall in spice』の記録です。
少々長くなりますが、よろしければお付き合いください。

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I部:サロン・ド・テ ー 焼き菓子皿と紅茶
時間:14:30-16:30

林檎畑の木の下をイメージしたテーブルで仕上げるのは、『ノルマンディ風の林檎のタルト』。生地にはナツメグ、林檎にはカルヴァドスと黒胡椒、参加してくださったみなさまと同じテーブルで会話をしながら、Hikaruさんが仕上げていきます。

箸の代わりに使っているのはローリエの茎。オーブンに入れてタルトと一緒に焼き上げると、だんだんと空間に広がるローリエの香り。

スパイスとハーブの香りに包まれながら、紅茶の準備にとりかかります。
『遠い街』をイメージしたオリジナルブレンドの紅茶をご用意いただきました。調香する素材ひとつひとつの香りをみんなで確かめながら、利きハーブ&スパイスの時間も。カルダモンやジンジャー、シナモン、オレンジピールなどに1ヶ月前に摘んでおいたという金木犀の花を加えて。力強いスパイスの奥にふわっと感じる華やかさが個性的でした。フランスに思いを馳せたり、金木犀が咲く頃を思い出す『遠い街』。Hikaruさんの詩的な世界に引き込まれました。

クリームと林檎を浸しておいたカルヴァドスを一煮立ちさせて、あつあつに焼きあがったタルトの真ん中に流し込んだら切り分け、生クリームをのせていただきます。

6名様のご参加をいただき、着席にてじっくり味わう林檎のタルトとオリジナルブレンドの紅茶。メモをとったり、Hikaruさんとの会話を楽しんだりしながら穏やかな時間を過ごしていただきました。
最後には、林檎の収穫をして。

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II部:アペロ – フランス惣菜とノンアルコールカクテル
時間:19:00-21:00

テーブルの設えを変えて、12名様立食にてお迎えしたⅡ部の『アペロ』。キャンドルを灯し、雰囲気ががらりと変わります。アペロとは、フランスの食文化で、アルコールとおつまみで過ごす夕食前のリラックスタイム。
(余談ですが、フランスでは夕食の時間は20時くらいからが一般的だそうです。アペロの時間を過ごしてから、夕食を愉しむという美食大国らしい習慣だなぁと思いました。実際フランスに行った時に、深夜でもレストランは賑わっているところが多かったです。)

今回はHikaruさんの旦那さま、羽深さんにノンアルコールカクテルでご用意いただきました。初めはハーブやスパイス、果実を漬け込んだシロップを使ったビアカクテルから。

その間にHikaruさんがtokioriのキッチンで、フランスのお惣菜を仕上げていきます。香ばしいパスティラはフレッシュミントと共に。新鮮なお野菜を使ったオードブルを味わいながら、テーブルの上のオーガニックハーブや、スパイスのテイスティングセットをきっかけに、みなさまには思い思いの時間を過ごしていただきました。

最後はなんと卵黄(?!)を使ったデザートカクテル。ミントを添えてすっきりと。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。


ハーブとスパイスをテーマに過ごしたふたつの時間。
どちらも厳選された素材を使い、その時間にベストの状態で仕上げられたHikaruさんのお菓子やお惣菜は、シンプルさの中に垣間見える個性を感じ、忘れられない記憶として今も残っています。羽深さんの美しい所作、ユニークで味覚をくすぐるカクテル、セレクトしていただいたBGMも今回の空間になくてはならない存在でした。おふたりから感じる研ぎ澄まされた感覚に緊張感を覚えつつ、素材選びへのこだわりや、食に対する探究心、食べてもらう人への配慮など、とても多くのことを学ばせていただきました。

そして何より、参加してくださったみなさまが、それぞれの愉しみ方でこの時間を完成させてくださったのだと思います。
ありがとうございました。

月に一度、ナノグラフィカでHikaruさんの料理教室『旅するような料理教室店』が開催されています。私が初めてHikaruさんと出会った場所です。
興味のある方はぜひ参加してみてください。
→スケジュールはこちらから

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プロフィール
料理家 Hikaru
2016年長野に移住。シンプルな暮らし、食のありかたを見つめ、
家庭で楽しめるような素材をいかした料理、季節の手仕事などを提案する。
雑誌、広告、書籍への寄稿、食にまつわるコーディネートやスタイリング、
レシピ制作など活動は多岐にわたる。
instagram @hikhaboucca
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ここからは、少し話が脱線しますが、ご興味あれば読み進めてくださいませ。

当日メニューと一緒にじゃばら折の小さな本をお配りしました。I部とⅡ部、それぞれの時間に登場したハーブ&スパイスの一部を描き入れてあります。表紙には、裏面に入れた『くらしのヒント』に登場するものから。
I部(上段)ジンジャー、クローブ、黒胡椒
II部(下段)マスタード、マジョラム、カモミール
 

個人的に、ハーブやスパイスは小瓶や小分けの袋になっているものを目にする機会が多く、植物としてどんな風に存在しているのか疑問でした。今回、Hikaruさんがテーマにあげてくださったことをきっかけに、図鑑を見たりネットで調べたりしながらイラストを描いたのですが、とても興味深かったです。

本繋がりで、もうひとつ。
当日見ていただいた、フランスから買ってきたレシピ本。文字だけで記され、しつけ糸のような綴じ、ページの上部と下部つながったままのところが…… 独特な製本のスタイルにさまざまな憶測が飛び交いました。

切り忘れた、立ち読み防止、とじてある紐を切って一枚に広げて見る、自分で袋とじ(?)を切るような楽しみを……想像を巡らせたのですが、解決せぬまま。

後日、Hikaruさんから「思い出した!」と連絡が。
『ルリユール』というヨーロッパの伝統的な装丁技術だそうです。この場合は、食材ごとに仮止めされた状態の1冊1冊を自分好みにセレクトして、最終的にきちんと合わせて製本する、ということでしょうか。珍しい仕組みになんだかワクワクします。何気なく手に取った本から新しい世界を知ることができました。興味のある方は『ルリユール』で検索してみてくださいね。

最後に、当日の様子を記録してくれた木下さん、
素敵な写真をたくさんありがとうございました。

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